多発性硬化症と“進行”
多発性硬化症(MS)は、脳、脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ、様々な症状があらわれるようになる病気です。
MSでは、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返す、「再発寛解型」(RRMS)のタイプが多くみられます。しかし次第に、再発がない時にも、体の機能の障害が徐々に“進行”していく「二次性進行型」(SPMS)のタイプをとるようになります。
もし進行の徴候がみられても、適切なお薬で治療を始めることで、進行を緩やかにすることが期待できます。
<イメージ図>
SPMS:二次性進行型多発性硬化症のこと
Secondary(二次性) Progressive(進行型) Multiple(多発) Sclerosis(硬化)
[Giovannoni G et al:Mult Scler Relat Disord 9 Suppl 1:S5-S48, 2016より改変]