メーゼントの服用を始めた初期は、
「心拍数の減少」にご注意ください
服用初期にあらわれることがある「心拍数の減少」と、その対策・注意点をご紹介いたします。
●徐脈性不整脈について
メーゼントの服用を始めた初期は、「心拍数」が減少することがあり、それに関連した症状(徐脈性不整脈:失神、めまい、息切れ、ふらつき など)があらわれることがあります。
【初回服用日】
医療機関で、心拍数や血圧、心電図の測定を継続して行う必要があります
- メーゼントを初めて服用する日は医療機関で服用し、服用前および服用後6時間は継続して、心拍数や血圧、心電図を測定する必要があります。
- 心電図検査については、医師の指示に従ってください。検査結果によっては、入院が必要となる場合もあります。
- メーゼントを初めて服用した日は、ご自身の判断で帰宅せず、必ず主治医の指示のもと対応してください。
- 帰宅後も何か異常を感じたら、すぐに主治医に連絡してください。
【増量期間中】
家庭で、徐脈性不整脈の症状の確認や、脈拍数の測定を行う必要があります
●メーゼントの増量期間中に下記があらわれた場合は、主治医に連絡してください。
- 失神、めまい、息切れなどの症状があらわれた場合
- 少なくとも服用開始7日目までは、家庭で脈拍数を測定し、脈拍数が1分間に50回未満を示した場合(☞測定方法は下記参照)
●脈拍数の簡単な測定方法
安静時に脈拍数を10秒間測定し、その値を6倍しましょう。
■対策・注意点
- 服用初期は、めまいやふらつきなどがあらわれることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の作業を行う際は注意してください。
- メーゼントを服用し忘れたり中止した後に服用を再開する場合※は、初めて服用する時と同様の観察を行う必要があります。
※:増量期間中は「1日」でも服用し忘れた場合。維持用量服用中は「4日間以上」連続して服用し忘れた場合。 - その他、心臓・脳・血管系の病気がある場合や、それに対する治療薬を併用している場合は、主治医に相談してください。