サポートされていない古いバージョンのInternetExplorerを使用しているようです。ブラウザを最新バージョンのMicrosoftEdgeに更新するか、Chrome、Firefox、Safariなどの他のブラウザの使用を検討することをお勧めします。

ケシンプタ®が処方される患者さん・ご家族のみなさまへ

ケシンプタの自己投与時やトラブル発生時などにお役立ていただけるQ&Aをご用意いたしました。

投与スケジュールについて

Q. 投与予定日に投与するのを忘れてしまいました。どうしたらよいですか?

A.

投与予定日に投与できなかった場合は、気が付いた時点でできるだけ速やかに投与していただき、その後は規定された投与間隔で投与してください。

Q. 何時頃に投与するのがよいですか?

A.

投与する時間に決まりはありませんが、忘れないように、一定の時間(例. 入浴後など)を決めておくとよいでしょう。主治医の指示に従ってください。

Q. 投与予定日に、旅行や出張が入ってしまいました。どうしたらよいですか?

A.

旅行や出張の予定日がわかりましたら、事前に主治医にご相談ください。その他の理由で投与予定日に投与できない場合も、あらかじめ主治医に連絡して指示に従ってください。
ケシンプタを持ち運ぶ場合は、保冷剤入りのバッグに入れて持ち運んでください(2~8℃で保存する必要があります)。なお、やむを得ず室温(30℃以下)で保存する場合は、「7日間」は保存可能ですが、この期間内に使用しなかった場合は、冷蔵庫に戻し7日以内に使用してください。
その際は、専用廃棄バッグも忘れずに持ち運んでください。なお、専用廃棄バッグが手元にない場合は、ビンや缶などの硬い容器で代用してください。

Q. 体調がすぐれない時も、予定通り投与したほうがいいですか?

A.

風邪などの感染症の症状(喉の痛み、寒気、発熱、咳 など)があったり、体調がすぐれない時は無理に投与せず、主治医に連絡してください。

ペンのトラブルについて

Q. 投与する前にペンを落としたりなどして、緑色の「確認バー」が動き始めてしまいました。どうしたらよいですか?

A.

そのペンは使用せず、新たなペンを準備し、手順に従って投与してください。また、そのことについて主治医に連絡してください。

Q. ペンを投与部位に押し付けても、薬液の注入が始まりません。どうしたらよいですか?

A.

ペンが正しく押し付けられていないおそれがあります。ペンは投与部位に対して直角に当て、しっかり押し付けてください。
腹部に投与する場合、皮膚が柔らか過ぎて、針カバーを押し込めない場合もありますので、必要に応じて皮膚を軽くつまんで投与部位を固定してください。
それでも薬液の注入が始まらない場合は、ペンが破損しているおそれがありますので、主治医に連絡して指示に従ってください。

Q. 注入が速い時と遅い時がありますが、問題ありませんか?

A.

問題ありません。緑色の「確認バー」が、下まで完全に下がり動きが止まっていれば、注入は完了しています。
普段よりも注入時間が長いと感じられる場合にも、緑色の「確認バー」が下まで完全に下がり動きが止まるまで、ペンを押し付けたまま固定してください。

Q. 注入完了時に「カチッ」という音が聞こえませんでしたが、問題ありませんか?

A.

「カチッ」という音が聞こえなかった時は、緑色の「確認バー」の動きで、注入が完了しているかどうかを確認することができます。緑色の「確認バー」が下まで完全に下がり動きが止まっていれば、注入は完了していますので、問題ありません。

Q. ペンを室温に30分ほど置いたのですが、まだ冷たいようです。どうしたらよいですか?

A.

薬液が冷たいと、刺激となって「痛み」を感じる可能性があります。室温に置く時間はあくまで目安ですので、季節や室内温度によって、室温に置く時間は調整してください。室温に戻しやすくするため、ペンを手で温めてもよいでしょう。

投与手技のトラブルについて

Q. ペンの薬液注入中、緑色の「確認バー」が下まで完全に下がる前に、ペンを途中で抜いてしまいました。どうしたらよいですか?

A.

この場合、規定の投与量がすべて注入されなかったおそれがありますので、主治医に連絡して指示に従ってください。ペンを途中で抜くことがないよう、投与の際には十分にご注意ください。
なお、途中で抜いてしまったペンは再使用できませんので、専用廃棄バッグに入れてください。残っている薬液が排出されるおそれがありますので、廃棄時は取り扱いにご注意ください。

Q. 投与している際に、薬液が漏れてしまいました。どうしたらよいですか?

A.

薬液がどの程度漏れたのか、主治医に連絡して指示に従ってください。

Q. 指示された本数よりも、多く投与してしまいました。

A.

すぐに主治医に連絡して、指示に従ってください。

投与後のこと(気になる症状、日常生活 など)

Q. 投与した後に、発熱や頭痛、寒気などの症状がみられた場合は、どうしたらよいですか?

A.

ご自分の判断で対処はせず、主治医に連絡して指示に従ってください。

Q. 投与部位が痛くなったり、かゆくなったりした場合は、どうしたらよいですか?

A.

ご自分の判断で対処はせず、主治医に連絡して指示に従ってください。

Q. 投与部位が出血した場合は、どうしたらよいですか?

A.

アルコール消毒綿で押さえてください。

Q. 薬液が目に入ってしまった場合は、どうしたらよいですか?

A.

水で洗い流して、様子をみてください。
目に症状があらわれた場合は、主治医に連絡して指示に従ってください。

Q. 投与した後に、投与部位は揉んだほうがいいですか?

A.

投与後に投与部位を揉むと腫れることがありますので、揉まないでください。

Q. 投与した後に、お風呂に入っても大丈夫ですか?

A.

投与した日の入浴は可能ですが、投与直後は避けてください。

Q.  ケシンプタと一緒に、他のお薬も処方されました。使用しても大丈夫ですか?

A.

処方されたお薬は、医師の指示通り使用しましょう。ご自分の判断で中止しないでください。

【監修】
独立行政法人 国立病院機構 北海道医療センター
臨床研究部長 新野 正明 先生