ケシンプタは、医療施設で主治医から「自己投与」に関する十分な指導を受けた後に、患者さんご本人またはご家族の方などが自宅などで自己投与することができるお薬です。
こちらでは、ケシンプタを正しく自己投与していただくための方法を動画などでご紹介いたします。
「自己投与」にあたっての大切な注意事項
「自己投与」とは、医師や看護師ではなく、患者さんご本人またはご家族の方などが自宅などで行う投与(注射)のことです。
自己投与を正しく行うためには、実際に投与を行う人が、医療施設で「自己投与」に関する十分な指導を受けた後に、主治医・看護師・薬剤師の先生による指導の下で投与方法をきちんと練習して、確実に自己投与できるよう慣れておく必要があります。
- 初回投与は医療施設で行います。
- 患者さんご本人またはご家族の方などが自己投与を適切に行えないなど、「自己投与の継続が困難」と主治医が判断した場合は自己投与を中止し、通院投与に切り替える場合もあります。
- 自己投与に際しては、十分な体調管理が大切です。風邪などの感染症の症状(喉の痛み、寒気、発熱、咳 など)や体調の変化などがみられた時は、すぐに主治医に相談してください。
- 自己投与がうまくできない場合や、わからないことがある場合は、主治医・看護師・薬剤師の先生にご相談ください。
注) ケシンプタ皮下注20mgペンの自己投与は、主治医により「確実に自己投与可能」と判断された患者さんにのみ認められています。
自己投与方法はこちらの動画をご覧ください
こちらの動画では、ケシンプタを正しく投与していただくために、準備、投与、そして廃棄方法についてご紹介いたします。
なお、ケシンプタの投与スケジュールや保存方法、医療施設で受け取るものなどについては、下記の『ケシンプタ 自己投与ガイドブック』(PDF)をご参照ください。
自己投与が終わったら、
投与後の使用済みのペンとキャップを「廃棄」してください
ケシンプタは、1回ごとの使い捨てタイプです。再使用はできません。
使用済みのペンとキャップは、直ちに専用廃棄バッグ(医療施設より提供)に入れ、各医療施設のルールに従い、「医療廃棄物」として適切に廃棄してください。(キャップは、ペンにはめないこと)
「廃棄」時における注意事項
- 使用済みのペンとキャップは、直ちに専用廃棄バッグに入れてください。〔専用廃棄バッグがない場合は、ビンや缶などの硬い容器(例. インスタントコーヒーのガラスビン)でも代用できます〕
- 使用済みのペンとキャップは、「医療廃棄物」として取り扱われます。廃棄方法は、各医療施設のルールに従ってください。
- 使用済みのアルコール消毒綿は、各市区町村の収集方法に従って、「家庭ごみ」として捨ててください。
- 専用廃棄バッグは、子どもの手の届かない場所に保存してください。