ゾレアの主な副作用と注意すべき症状
主な副作用は、注射部位の赤みや腫れです。
ゾレアの投与で予想される主な副作用は、注射部位の反応です。
特発性の慢性蕁麻疹患者を対象として実施された国際共同臨床試験において、本剤を投与した218例(日本人105例を含む)中、副作用は、300 mg群で9.6%(7/73例)、150mg群で8.5%(6/71例)に認められました。主な臨床症状は、頭痛300mg群2.7%(2/73例)、150mg群1.4%(1/71例)、鼻咽頭炎300mg群1.4%(1/73例)、150mg群1.4%(1/71例)でした。
(注)日本で承認されたゾレアの用法及び用量は1回300mgです。
ゾレア皮下注75mg/150mgシリンジ電子添文2021年8月改訂(第3版)
ゾレアの投与後は、以下の症状に注意してください。
- 気管支のけいれん
- 呼吸困難
- 血圧低下
- 失神
- 全身の発疹
- 全身のかゆみ
- くちびる、舌、のどの奥の腫れ
このような症状が発現した場合、「アナフィラキシー」の可能性があり、
全身にわたって生じるアレルギー反応により症状が急激に発症し、
重篤な場合は生命をおびやかす危険がまれにあります。
ゾレア投与後の注意に関しては、主治医や看護師の指導にしたがってください。
思いあたる症状があらわれた場合は、速やかに主治医や医療機関にご連絡ください。
用語解説
※1:特発性
原因が明らかではないこと。
※2:アナフィラキシー
全身におこる急性で強い免疫反応。