もし副作用かな?と思ったら、速やかに対処することが大切です。
特に注意が必要な副作用
炎症性腸疾患(えんしょうせいちょうしっかん)(IBD)[3]
潰瘍性大腸炎(かいようせいだいちょうえん)やクローン病といった小腸や大腸などに慢性(まんせい)の炎症が起き、潰瘍やただれができる病気。腹痛、頻繁(ひんぱん)な下痢(げり)、便に粘液(ねんえき)や血液が混じるなど
紅皮症(剥脱性皮膚炎)(こうひしょう[はくだつせいひふえん])
ほぼ全身の皮膚が赤くなる、フケやかさぶたのようなものができてはがれ落ちるなど
予想される主な副作用
かぜ、皮膚や粘膜(ねんまく)などの感染症の症状
のどの痛み、さむけ、熱、せき、からだがだるい、皮膚や粘膜にかゆみやただれなどの症状がみられるなど
少しでもいつもと様子が違(ちが)うと思ったら
- 患者(かんじゃ)さんには、すぐにまわりの人に伝えるように日頃(ひごろ)から話しておきましょう。
- ご家族の方は、これらの症状に気づいたり、少しでも体調が悪いのではと感じたら、必ず主治医にご連絡(れんらく)ください。
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厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル アナフィラキシー(令和元年9月改定)
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日本皮膚科学会乾癬分子標的薬安全性検討委員会:乾癬における生物学的製剤の使用ガイダンス(2022年版), 日皮会誌:132(10),2271-2296.
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日本消化器病学会:患者さんとご家族のためのガイド 炎症性腸疾患(IBD)ガイド 2020年1月25日発行
(https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/)