花粉症で日常生活に支障を感じている人は約70%でした。
「勉強・仕事・家事の支障」について、治療前の成人花粉症/アレルギー性鼻炎患者さんにアンケートをとったところ「とてもひどい」「ひどい」「ややひどい」を選択した人は、全体の69.9%でした。
勉強・仕事・家事の支障※
※日本アレルギー性鼻炎標準QOL調査票に準拠して調査を実施
大久保公裕ら:アレルギー・免疫.19(1),113,2012
花粉シーズンになると、仕事は30〜40%、
勉強は30〜45%もパフォーマンスが低下していました。
耳鼻咽喉科を受診したスギ花粉症患者さんのうち、働いている人の「労働能率低下率」、学生の「勉学能率低下率」を調べたところ、多くの人がパフォーマンスの低下を感じていることがわかりました。
また、多くの花粉が飛散した2009年は、前年よりもそう感じる人がさらに増加しました。
スギ花粉症による労働・勉学に対する損失の割合※
労働能率低下率
勉学能率低下率
※「WPAI-AS」というアレルギー性疾患患者を対象としたアンケートの項目
:1週間あたりの通常の労働・勉学に比べ、スギ花粉症によってどれくらい影響があったかを示しています。
南由優ら:日鼻誌.49(4),481,2010
花粉症であなたの仕事・勉強のパフォーマンスを低下させないために、
まずは主治医に治療の相談をしましょう。