花粉症の重症度は、1日のくしゃみ・鼻をかむ回数や
鼻づまりの程度で分類されます。
重症度は、「軽症」「中等症」「重症」「最重症」に分けられ、「1日に起こるくしゃみ発作の平均回数」「1日に鼻をかむ平均回数」「鼻づまりの程度」によって判定されています。その詳細を示しているのが下の表です。
アレルギー性鼻炎症状の重症度分類
*1日の平均発作回数、**1日の平均鼻かみ回数
鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症- 2020年版(改訂第9版), p30, ライフ・サイエンス, 2020
重症花粉症とは
重症度は、くしゃみか鼻水(表では「鼻漏」)の強いほうと、鼻づまり(表では「鼻閉」)の症状の程度で分類されます。例えば、「くしゃみまたは鼻をかむ回数が20〜11回」、または「鼻づまりの程度が強く1日のうちかなりの時間を口呼吸で過ごしている」という方は、「重症」と分類されます。
こんな生活していませんか? 重症花粉症のめやす
参考:鼻アレルギー診療ガイドライン-通年性鼻炎と花粉症- 2020年版(改訂第9版), p30, ライフ・サイエンス, 2020
既存治療で効果不十分な花粉症とは
既存治療を受けても、くしゃみ、鼻水および鼻づまりのすべての症状が発現し、かつ、そのうち1つ以上の症状について、程度が+++以上(上表)である場合は、“既存治療で効果不十分”な季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)として、ゾレア等の重症・最重症の花粉症に適した治療法が選択されます。